FP主婦の相場日記

FP主婦が日々の相場感を発信し、投資のお役に立ちます。

EU崩壊前哨戦オランダ選挙の備え

オランダの選挙が3月15日と迫ってきているので、資産運用している方はどのように備えたら良いかお話したい。

リスクになるのは当然右派勢力自由党ウィルダースが勝った場合だ。オランダは世界的に見ても同姓婚を認める等比較的自由な国とされているが、他のヨーロッパ各国同様移民への不満は高まっている。

しかしブリクジットの時と同様、もしウィルダースが勝っても一時的に下げてもすぐ戻すのではないかとみている。

どちらにしろ、肝心なのは、選挙当日の値動きにびっくりして慌てて売らない事である。売るにしても少し時間がたって市場が落ち着いてからにしよう。

あとは、どうしても下落が怖いという人は前もって売るか、空売りやベアETFを買う等してリスクをヘッジしよう。

筆者は短期的には日本の景気は悪くないとみていて、オランダで右派が勝ってもブリクジットの時のようにすぐ戻すとみている。

怖いのは5月のフランス選挙と夏の終わりのドイツ選挙だ。この2国がEUを離脱するとなったら多分もうEUはもたないだろう。そうすると、ユーロ、ヨーロッパの債券、銀行の破綻等、想像するのも恐ろしい。

この2つの選挙が気持ち悪いのが、5月と夏の終わりという、アノマリー的に株式相場が下落しやすい時期と重なってしまっている事だ。

しかも、世界的な大暴落が7、8年周期に起きているという説があり、今年2017年がリーマンショックからちょうどそのくらいになる。

オランダ選挙ではまだそういう事態になるとは考えにくいがそういう事態の前哨戦と考えて注目しよう。

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訂正、大統領就任式天井説

大統領就任式が天井かもしれないという予想を訂正させて頂きたい。
一時的に下がってもすぐ上がってくるかもしれない。大統領就任式で下がったところは、良い買い場になるかもしれない。
3月のオランダの選挙まで世界的にリスクはあまりない。ギリシャのリスクが出てくるかもしれないが、償還は4月なので、また騒ぎになるとしても3月以降ではないかと思う。大統領就任式が終わってしまうと下がる材料があまりないように思われる。
最近の気温の低下で売上が良くなっている企業も多いだろう。
ただ、トランプさんのTwitterリスクがあるので、買うなら内需株や、海外比率もアジアに特化した企業がおいいと思う。
為替はアメリカの利上げがあると言ってもあまり楽観的に円安と予想するのはトランプさんの言動を聞くと危険だ。訪日外国人関連は、爆買い関連ではなく、手堅くホテルやホテルリート、鉄道、空港等から良い企業を探すのがいいかもしれない。
3月の優待、配当取りの動きも出てくるだろう。
2月は株高になる可能性が高いので、今は買い場かもしれない。
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中国リスクひとまず回避。しかしトランプハネムーン相場が終わりか。


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ご覧のように、前回このブログで指摘した中国のシャイボーが下落し始め、中国リスクがひとまず回避された。上海総合指数も安全ラインの3000を超えている。

しかしアメリカ株の上値が重たくなっている。トランプさんのハネムーン相場が終わりに近づいているかもしれない。筆者は1月20日ぐらいまでは続き、日経平均21000円近くまで行ってから下落とみていたがどうなるか。直近円高になっているが日米金利差が小幅に拡大している事からこの動きはそろそろ止まるとみている。

アメリカ株、特にナスダックの割高感が非常に高い事からアメリカ株の下落には注意が必要だ。225のPERも19倍を超え危険水域だ。

しかし日米とも割高感があると言っても中国や原油が安定しているので、下がった所は買っていいと思う。

トランプ政権の減税、インフラ投資はなくなった訳ではない。アメリカは利上げで不動産や新車販売が下がるリスクはあるが、まだ先の話だろう。

日本はトランプさんのTwitterで今日トヨタが下げているように輸出関連は不安定な値動きが続くだろうが、全体が下がった時逆に内需株は買った方がいいだろう。

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2016年年始の悪夢再来か。中国経済に黄色信号。

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上の表はシャイボー、上海銀行間取引金利の推移である。
10月からの人民元の下落で資金の流出を止めるために政府が金利の上昇を容認したために金利が上昇し、ここ何日かで、危険水域に達している。
オーバーナイト翌日物が2016年年始の値約2.2を超え、1週間物も年始の値約3.1を超え、1ヶ月物も年始の値約2.5を超えている。
アメリカの利上げによる資金流出と新たに始まる相続税等によりビットコイン等に資金が流出しているのが原因と思われる。中国不動産の暴落等も予想されるため、年始の株式市場は警戒した方が良い。ダウも年末は下げた。
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年始のリスク1つ減る。ドイツ銀行リスク低減。


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このブログで注意を促していたドイツ銀行のリスクがひとまず回避された。やはりリーマンのような投資銀行とは違い、ドイツ銀行となると潰すような事は出来ないようだ。

年始のリスクが1つ減った。

ダウは20000ドル目指して上がり続けており、日経平均も好調だ。だが申酉騒ぐのアノマリー通りなら油断は出来ない。現に申年の今年は大騒ぎだった。トランプ相場が単なるハネムーン相場だったとしたら1月20日の就任式あたりが天井という事もありえる。トランプ相場の化けの皮については前回お話した通りだ。

1月も下がらなかったとしても5月には今年最大の世界的リスクになるかもしれないフランス大頭領選が待っている。これについても前回お話した通りだが、その日がセルインメイの5月というのも何とも気持ち悪い事だ。

利益が出ている人は早めの利益確定を。現金比率を高めて下落時に優良な銘柄を安値で手に入れよう。

 

20161228、誤りがあり、訂正しました。消費税増税は2019年10月に再延期されました。お詫び致します。

まだトランプ相場が1月20日に終わる可能性はまだありますが、円高に振れる気配もなく、原油価格もまあまあ良いので、円安株高が年始以降も続くかもしれません。5月のリスクは変わりません。

 

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空売りの含み損、もうちょっと頑張れ!

アメリカ大頭領選でドナルド・トランプが当選した事で、トランプリスクが発動するとみて空売りした個人投資家の含み損が積み上がっているようだ。ここ何週間かの日経平均の上げは凄まじく、含み損が凄まじい人も少なくないようだが、余力があればだが、損失確定はもう少し待ってみてほしい。

いろいろ理由はあるが、私の予想だとこの上げ相場は1月20までではないかと思う。つまり、アメリカ大頭領就任まで。この相場はトランプ政権がインフラ投資と減税で景気が良くなるという体で上がっているが、それはウォール街のホラのようなもので、実際はアメリカ国債金利が上がっているのはアメリカがインフラ投資や減税によって財政難になる事を折り込んでいるのだ。ウォール街がいつはしごを外すかは分からないが、多分大頭領就任時ではないかと思う。

アメリカの長期金利は凄い勢いで上昇しているが、このような金融の引き締めは必ず消費を冷やす。新車販売、住宅販売には悪い影響しかなく、現在のアメリカの不動産バブルはこれによって弾ける可能性は非常に高い。最悪、またサブプライムローン問題なんかが持ち上がりかねない。

あと、破綻の噂のあるドイツ銀行の決算が2月にある。

日本では延期されていた消費増税が4月に控えている。

5月のフランスの大頭領選でもしルペン氏が当選すると、フランスのEU離脱、そしてEUの崩壊の危機となる。

このように、今のダウと日経平均の上げ相場は長くは続かない可能性が高い。

利益確定は早めに、そして、空売りしていて含み損があり、資金に余力がある方は、もう少し頑張ってみても良さそうだ。

 

20161228更新 誤りがありました。消費税増税は2019年10月に再延期されました。申し訳ございません。

あとその後ブログにも書きましたがドイツ銀行の破綻のリスクは軽減されました。

1月20日でトランプ相場が終わる可能性はまだありますが、円高に振れる気配もなく、空売りの方は早めの損切りが賢明かもしれません。

 

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外国人投資家またまた買いに。まだ間に合う日本株、目標21000円!

2012、12、19、今週に入って外国人投資家がまたまた買いに回った。先週は売りに転じて、米利上げもあったので、少し調整があるかと思われたが日本株は上げ続けた。16日に会社四季報も発売されたが見出しコメント数のトップコメントは「最高益」となった。それでも輸出企業の想定為替レートはほとんどが100円~105円になっているという事で現在の117円という10円以上の円安は為替差益だけでも凄い利益になる。

日経平均に為替差益を単純に上乗せするとPER15倍水準で21375円になる。

テクニカル的にも日経平均は久しぶりに30年線を超え、これを超えると15%上昇すると言われており、プラス15%すると21000円となる。

景気の予想に適している在庫循環も45度線を超え、好景気への転換点を示している。

アメリカ株は過熱してる感が否めないが日本株はここまで上がってもまだ割高とまでは言えない。

来年になるとギリシャやドイツ等のヨーロッパリスク、またはアメリカの不動産の下落等のリスクが予想される。

潮目が変わるまではもう少し猶予がありそうなので、早いうちに割安な銘柄から買っていきたい。

円安に有利なのは輸出企業だけではなく、訪日外国人銘柄、所謂インバウンド銘柄にも注目だ。

インバウンドは去年インバウンドバブルが弾け、割安になっている銘柄が多い。

お勧めは爆買い銘柄以外のインバウンド銘柄だ。

ホテル、ホテルリート、外国人が来店するレストラン、体験型アミューズメント等の中からなるべく割安な銘柄を拾っていきたい。

あとは自動運転銘柄、IOT銘柄、防犯カメラやインターネットセキュリティ銘柄、AR(拡張現実)銘柄等が引き続き注目銘柄だ。

今年の冴えない相場でNISA枠が残っている方も多いと思う。今のうちに使いきりたい。

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