空売りの含み損、もうちょっと頑張れ!
アメリカ大頭領選でドナルド・トランプが当選した事で、トランプリスクが発動するとみて空売りした個人投資家の含み損が積み上がっているようだ。ここ何週間かの日経平均の上げは凄まじく、含み損が凄まじい人も少なくないようだが、余力があればだが、損失確定はもう少し待ってみてほしい。
いろいろ理由はあるが、私の予想だとこの上げ相場は1月20までではないかと思う。つまり、アメリカ大頭領就任まで。この相場はトランプ政権がインフラ投資と減税で景気が良くなるという体で上がっているが、それはウォール街のホラのようなもので、実際はアメリカ国債の金利が上がっているのはアメリカがインフラ投資や減税によって財政難になる事を折り込んでいるのだ。ウォール街がいつはしごを外すかは分からないが、多分大頭領就任時ではないかと思う。
アメリカの長期金利は凄い勢いで上昇しているが、このような金融の引き締めは必ず消費を冷やす。新車販売、住宅販売には悪い影響しかなく、現在のアメリカの不動産バブルはこれによって弾ける可能性は非常に高い。最悪、またサブプライムローン問題なんかが持ち上がりかねない。
あと、破綻の噂のあるドイツ銀行の決算が2月にある。
日本では延期されていた消費増税が4月に控えている。
5月のフランスの大頭領選でもしルペン氏が当選すると、フランスのEU離脱、そしてEUの崩壊の危機となる。
このように、今のダウと日経平均の上げ相場は長くは続かない可能性が高い。
利益確定は早めに、そして、空売りしていて含み損があり、資金に余力がある方は、もう少し頑張ってみても良さそうだ。
20161228更新 誤りがありました。消費税増税は2019年10月に再延期されました。申し訳ございません。
あとその後ブログにも書きましたがドイツ銀行の破綻のリスクは軽減されました。
1月20日でトランプ相場が終わる可能性はまだありますが、円高に振れる気配もなく、空売りの方は早めの損切りが賢明かもしれません。
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